喉の激痛や高熱が出たとき、それが溶連菌によるものかどうかを確かめるためには、病院で「迅速検査」を受けることが必要不可欠です。しかし、すべての医療機関がこの検査を常備しているわけではなく、受診先を間違えると診断が遅れてしまうこともあります。効率的に正しい診療科を見つけるための探し方と、受診時の注意点について詳しく解説します。まず、病院を探す際のキーワードは「一般内科」「小児科」「耳鼻咽喉科」の三つです。子供であれば小児科一択ですが、大人の場合は内科か耳鼻咽喉科が窓口となります。最近では、多くのクリニックがホームページに診療内容を掲載しており、「溶連菌迅速検査可能」と明記されているところも増えています。もし記載がない場合は、受診前に電話で「喉の痛みがひどく、溶連菌の検査を希望していますが、対応可能ですか?」と問い合わせるのが最も確実です。この一言があるだけで、受付での案内がスムーズになり、医師も診察時に検査の準備を整えてくれます。また、探す際のもう一つのポイントは「感染症対策がしっかりしているか」です。溶連菌は非常に感染力が強いため、発熱外来や別室での診察を行っている医療機関を選ぶことは、自分自身の体力を守り、周囲への二次感染を防ぐためにも重要です。受診時の注意点としては、検査を受ける前にうがい薬を使用しないことが挙げられます。うがい薬に含まれる殺菌成分が、喉に付着している溶連菌の数を一時的に減らしてしまい、本来は陽性であるはずが陰性と出てしまう「偽陰性」の原因になることがあるからです。同様の理由で、受診の直前に喉飴を舐めたり、熱い飲み物を飲んだりすることも控えたほうが賢明です。また、抗生剤を処方された後は、症状がすぐに良くなったとしても決して途中で服用を止めないという固い意志を持ってください。溶連菌は完全に死滅させないと再発したり、腎炎などの合併症を引き起こしたりする非常にしぶとい細菌です。何科に行くか、という入口の選択と同じくらい、医師から示された出口までの治療計画を守ることが重要です。インターネットや電話を駆使して適切な医療機関を素早く見つけ、迅速検査の結果に基づいた科学的な治療を受けること。それが、溶連菌感染症を最短期間で克服し、健やかな日常を取り戻すための確かなステップとなります。
溶連菌の迅速検査を受けられる医療機関の探し方と注意点