冬の外遊びを楽しんだ後、子供が「足が痒い」と言って指を真っ赤に腫らしているのを見て、驚かれる親御さんも多いでしょう。子供は大人に比べて皮膚が薄く、血管の調節機能も未発達なため、少しの寒暖差でも容易にしもやけを発症してしまいます。また、子供は痒みを我慢することが難しいため、無意識に掻きむしってしまい、傷口からバイ菌が入って化膿してしまうケースも少なくありません。子供がしもやけで痒がっているとき、親ができる最も大切な役割は、まず「安心させてあげること」と「物理的に痒みを鎮めること」です。激しく痒がっているときは、冷たい水で濡らしたタオルを軽く当ててあげると、一時的に血管が収縮し、神経の興奮が収まります。ただし、冷やしすぎるとその後の反動でまた血流が増えて痒くなるため、時間は数分程度に留めるのがコツです。次に、子供の生活環境をチェックしましょう。靴下が汗で湿ったままになっていないか、長靴の中に雪が入って濡れたまま遊んでいないか、これらはしもやけを悪化させる最大の原因です。保育園や学校から帰ってきたら、まずは足を温かいお湯で丁寧に洗い、指の間までしっかり水分を拭き取る習慣をつけさせましょう。このとき、ベビーオイルや低刺激の保湿クリームを使って、親が優しくマッサージをしてあげると、子供の心の緊張も解け、血行が改善されます。食事面では、温かいスープや根菜類を積極的に出し、体の中から熱を作るサポートをしてください。また、意外と忘れがちなのが、寝る時の足元の環境です。布団が冷たいと子供は丸まって寝てしまい、足先の血流が悪くなります。寝る前に湯たんぽで布団を温めておいたり、通気性の良い綿の靴下を履かせたり(ただし寝入ったら脱がせるのが理想的)といった工夫が、深夜の痒みによる中途覚醒を防ぎます。子供にとって「しもやけが痒い」というのは、遊びに集中できなくなるほどの大きなストレスです。親がその辛さに共感し、毎日根気よくスキンケアを続けてあげることで、子供は自分の体を大切にすることを学びます。春が来るまで、親子で手を取り合って、温かいケアを続けていきましょう。もし症状が長引いたり、色が変わってきたりした場合は、早めに小児科や皮膚科に相談し、適切なアドバイスを受けることも親の重要な決断の一つです。
子供のしもやけが痒い時の適切な対処と親の役割