数ヶ月前、風邪をこじらせて近所の内科を受診しました。その時は一回きりで治ったのですが、最近また同じような症状が出始め、二回目の受診をすることになりました。病院のドアを開ける直前まで、私は密かに緊張していました。二回目という中途半端な状況で、一体なんて言えばいいのだろうか。初診ではないけれど、前回の受診からは少し時間が経っている。単に「また来ました」と言うのも馴れ馴れしい気がするし、かといって無言で診察券を置くのも失礼ではないか。そんな小さな葛藤を抱えながら、私は受付のカウンターの前に立ちました。スタッフの方は忙しそうにパソコンを叩いていましたが、私が立つと顔を上げ「こんにちは、どうされましたか」と優しく声をかけてくれました。私は少し口ごもりながらも「ええと、二回目なのですが、受付をお願いします」と言いながら診察券を差し出しました。するとスタッフの方は手際よく番号を確認し「はい、〇〇さんですね。今日は前回と同じ症状ですか」と、流れるように質問を続けてくれました。その瞬間、私は肩の力が抜けるのを感じました。結局のところ、受付側としては私が何回目だろうと、診察券さえあれば必要な情報はすべて把握できているのです。私が悩んでいた「なんて言えばいいか」という問題の正解は、実は驚くほどシンプルでした。基本的には「診察券を出して、再診であることを伝える」だけで十分だったのです。もし私が「お久しぶりです」とか「前回と同じところを診てほしいです」と言えば、さらにコミュニケーションは円滑になったでしょう。この体験を通して学んだのは、病院の受付を必要以上に高い壁だと感じる必要はないということです。受付の方は一日に何十人、何百人もの患者さんと接しています。二回目、三回目と通ううちに、そのやり取りは自然な日常の一部になっていきます。次に通院するときは、もっと堂々と「こんにちは、再診の受付をお願いします」と言える気がします。もし、これから二回目の受診を控えてドキドキしている方がいるなら、伝えたいことは一つだけです。診察券を出す勇気さえあれば、言葉は添える程度で大丈夫です。病院はあなたの不調を治す場所であり、受付はそのための案内人なのですから。
久しぶりの通院で受付のやり取りに戸惑った私の体験談