医療事務の現場で日々多くの方の受付を担当しているスタッフの視点から見ると、二回目以降の受診、いわゆる「再診」の際にある特定の言葉をかけてもらえると、業務が非常にスムーズに進み、患者さんへの配慮もより行き届くようになります。私たちは毎日、初診の方から何十年も通われている常連の方まで、多様な患者さんをお迎えしています。その中で、二回目の受診の方が「再診をお願いします、予約の〇〇です」と、自分のステータスを明確に伝えてくださると、即座に適切な対応フローを選択することができます。時折、診察券を出すだけで何もおっしゃらない方もいらっしゃいますが、番号がかすれていたり、同姓同名の方がいらっしゃったりする場合もあるため、お名前をフルネームで名乗っていただけると、本人確認のミスを未然に防ぐことができ、非常に助かります。また、受付で「前回のお薬がまだ残っています」や「前回の薬で少し湿疹が出たので先生に伝えたいです」といった補足情報をいただけると、私たちはその旨をカルテの目立つ場所に追記することができます。これにより、医師は診察室に入ってきた患者さんに対して、より迅速かつ的確なアプローチが可能になります。私たちが最も「助かる」と感じるのは、患者さんが自分の受診目的を理解し、それを短く整理して伝えてくださるときです。例えば「今日は前回言われた血液検査のために来ました。朝食は抜いてきました」という一言があれば、検査の準備を最優先で進めることができます。反対に、前回の診察で何を言われたかを忘れてしまい「二回目だから来ました」だけでは、必要な処置を見落としてしまうリスクもゼロではありません。もちろん、それらを確認するのが私たちの仕事ではありますが、患者さんと受付スタッフが同じ情報を共有できているという安心感は、医療ミスを防ぐための強固な土台となります。また、お子さんを連れての二回目の受診などの際、お母様から「今日は前回よりも熱が高くなっています」といった緊急性の判断材料をいただけると、私たちは待合室での状態をより注意深く見守ることができます。受付スタッフは医師ではありませんが、医療チームの一員として、患者さんの声を医師に繋ぐ大切なパイプ役を担っています。二回目だからこそ、遠慮せずに今の状態を一言添えていただければと思います。その一言が、あなた自身の診察をより価値のあるものにするための、大きな手助けとなるのです。
受付スタッフが教える二回目以降の来院で助かる一言