昨日の夜、何の前触れもなく激しい悪寒に襲われた。体温を測ると一気に三十九度まで跳ね上がっており、インフルエンザかもしれないと絶望的な気分でベッドに潜り込んだ。しかし、苦しさはそれだけでは終わらなかった。熱が出てから一時間ほど経った頃、腕のあたりが猛烈に痒くなり始めた。最初は乾燥のせいかと思ったが、電気をつけて鏡を見ると、二の腕からお腹にかけて、見たこともないような大きな赤い盛り上がりが無数に広がっていた。それが蕁麻疹だと気づくのに時間はかからなかったが、熱の辛さと全身を突き抜けるような痒みが同時に襲ってくる状況は、まさに地獄だった。痒みに耐えきれず掻きむしりたくなったが、掻けば掻くほど赤みは増し、熱を帯びて広がっていくのが分かった。保冷剤をいくつもタオルに包み、特に痒みがひどい場所に当てて冷やすことで、かろうじて意識を保つことができた。結局、その晩は一睡もできず、朝一番で近所の皮膚科と内科を併設しているクリニックへ駆け込んだ。医師に診てもらうと、ウイルス感染による急性の蕁麻疹だろうとの診断だった。体内でウイルスと免疫が激しく戦っている際、その副産物としてヒスタミンが大量に放出され、私の弱い皮膚に現れたらしい。医師からは強力な抗ヒスタミン薬と解熱剤を処方され、その場で点滴を打ってもらった。点滴が始まって三十分もすると、あんなにひどかった痒みがスッと引き、パンパンに腫れていた皮膚が元の状態に戻っていくのが分かった。熱も午後には少しずつ下がり始め、ようやく人心地つくことができた。今回の経験で痛感したのは、発熱と蕁麻疹がセットでやってくる時の破壊力だ。単なる熱だけなら寝ていればいいが、痒みは精神を削ってくる。医師からは、ストレスや過労が蓄積している時にウイルスに感染すると、このような激しい反応が出やすいと言われた。確かにここ数週間、仕事のプロジェクトが佳境で、まともな休息を取れていなかった。体が「もう限界だ」と悲鳴を上げていたのだと思う。今ようやく落ち着いてこの記録を書いているが、まだ体は重い。蕁麻疹は消えたが、油断は禁物だと言い聞かせている。これから数日は仕事のことは忘れ、バランスの良い食事と十分な睡眠を取り、自分の体を徹底的に労わるつもりだ。もし、同じように突然の熱と蕁麻疹に戸惑っている人がいたら、我慢せずにすぐに病院へ行ってほしい。自分一人で冷やして耐えるのには限界があるし、適切な薬の力は驚くほど絶大だからだ。