私が妊娠五ヶ月目を迎えた頃、どうしても抑えきれない好奇心と、今後の生活準備への焦りから、通っていた総合病院とは別に、性別判定のみを受け付けてくれる個人の産婦人科クリニックを訪れたことがあります。メインで通っていた大きな病院は、診察が非常にスピーディで、先生に「性別を知りたい」と切り出す隙さえなく、検診のたびに「順調ですね」の数秒で終わってしまうことに、どこか物足りなさを感じていたのです。そこで、インターネットで必死に検索し、自費診療で4Dエコーのみの予約が可能なクリニックを見つけました。受診当日、期待と緊張が入り混じる中で診察室に入ると、そこにはホテルのような落ち着いた空間が広がっていました。専門の技師さんは「今日は性別を知りたいとのことですね、じっくり見ていきましょう」と優しく声をかけてくださり、それだけで私の心は解き放たれたようでした。通常の健診では白黒の不鮮明な映像しか見ていませんでしたが、最新の4Dエコーに映し出された赤ちゃんは、まるでそこに実在するかのように生々しく、手足を動かす様子まで鮮明に見ることができました。技師さんは何度もプローブの角度を変え、赤ちゃんの股の間に焦点を当ててくれました。しかし、その日に限って赤ちゃんは恥ずかしがっているのか、足をぴっちりと閉じており、なかなか肝心な部分を見せてくれません。「少し横を向いてみましょうか」という提案を受けて体勢を変えたり、お腹を軽くさすったりしながら待つこと十五分、ついに一瞬だけ赤ちゃんの足が開きました。そこに見えたのは、紛れもない小さな突起でした。技師さんは「おめでとうございます、男の子のようですね」と笑顔で言い、その瞬間の画像をプリントアウトしてくれました。判定そのものも嬉しかったのですが、何より嬉しかったのは、一人の人間として、一人の母親として、自分の「知りたい」という気持ちを尊重してもらえた時間そのものでした。費用は初診料を含めて一万二千円ほどかかり、決して安い出費ではありませんでしたが、その後のベビー用品選びや名前の検討が具体的になり、夫との会話も一層弾むようになりました。性別判定のみの受診は、医学的な必要性はないのかもしれませんが、母親の不安を解消し、赤ちゃんへの愛情を形にするための貴重な「心のサプリメント」だったと私は確信しています。もちろん、結果が百パーセントではないことは理解していましたが、その時間を通じて赤ちゃんの存在をより身近に感じられたことは、その後の過酷な妊娠生活を乗り切るための大きな糧となりました。もし迷っている方がいるなら、自分の気持ちに素直になって、こうした専門の場所を頼ってみるのも一つの素敵な選択だと伝えたいです。
性別判定のみを希望して病院を訪れた私の体験記