ある日の夕方、突然喉の奥に針で刺されたような痛みを感じ始めました。最初は乾燥のせいかと思いましたが、夜になるにつれて唾を飲み込むのも辛くなり、体温は一気に三十九度まで跳ね上がりました。翌朝、私はどこを受診すべきか迷いました。近所の総合内科に行くべきか、それとも喉の専門である耳鼻科に行くべきか。結局、一番早く開院する近所の一般内科を訪れました。そこでは喉の赤みを診てもらい、解熱剤と抗炎症剤を処方されましたが、その時点では溶連菌の検査は行われませんでした。「様子を見ましょう」という言葉を信じて帰宅しましたが、痛みは引くどころか増すばかりで、夕方には首のリンパ節までパンパンに腫れ上がってしまいました。二日後、私はセカンドオピニオンを求めて耳鼻咽喉科を受診しました。最初からここに来れば良かったと後悔したのは、医師が私の喉を一目見た瞬間に「これは典型的な細菌性の扁桃炎の可能性がありますね」と言い、すぐに溶連菌の迅速検査をしてくれたときです。結果は案の定、陽性でした。耳鼻咽喉科の先生はスコープを使って喉の奥を見せてくれましたが、そこには自分でも驚くほど白く腫れ上がった扁桃腺が映っていました。もしあのまま内科でもらった風邪薬だけで過ごしていたら、今頃どうなっていたかと背筋が凍る思いでした。処方されたのは特定の抗生剤で、これを飲むとあんなに苦しかった喉の痛みが、翌日には嘘のように和らぎ始めました。この経験から学んだのは、溶連菌の疑いがあるときは「喉の専門家」である耳鼻咽喉科か、あるいは迅速検査を積極的に行ってくれる内科を選ぶことの重要性です。特に喉の痛みが主症状である場合、耳鼻咽喉科の診断の速さと専門性は圧倒的でした。大人の喉の痛みは、ただの風邪と片付けられがちですが、溶連菌という明確な敵がいる場合、戦い方を間違えると長引くだけでなく、周囲にも迷惑をかけてしまいます。何科に行くべきか迷っている方には、自分の症状が「喉」に集中しているなら耳鼻咽喉科、「全身の怠さや熱」が主なら内科、という基準をお勧めしたいです。私の遠回りの記録が、今まさに激痛に耐えている誰かの受診先選びの助けになれば幸いです。