今年もまた、あの忌々しい季節がやってきました。窓の外が白く染まり始め、朝の空気がピリッと張り詰めるようになると、私の足の指先は静かに赤みを帯び始めます。そう、私にとっての冬は、しもやけとの長い戦いの季節なのです。始まりはいつも、ふとした瞬間に感じる「むず痒さ」からです。最初は靴下が擦れただけかと思うのですが、夜、布団に入って体が温まってくると、その痒みは牙を剥きます。指の付け根から爪の先まで、じんじんと熱を持って脈打つような痒みに襲われ、じっとしていられなくなるのです。掻いてはいけないと頭では分かっていても、気づけば足の指同士をこすり合わせ、冷たいフローリングに足を押し付けて熱を逃がそうとしています。私のしもやけ歴は長く、小学生の頃から冬になれば「足がグローブのように腫れている」と笑われるのが常でした。大人になれば体質が変わるかと期待していましたが、デスクワーク中心の生活になった今、むしろ足元の冷えは深刻化し、症状は悪化する一方です。これまでありとあらゆる対策を試してきました。五本指靴下は今や冬の必須アイテムですし、外出時には靴の中にカイロを忍ばせるのも忘れません。しかし、一番の盲点は「家の中」にありました。お風呂上がりに素足で過ごすわずかな時間や、キッチンに立つ際の足元の冷えが、私のしもやけを育てていたのです。最近になってようやく、自分なりの必勝法を見つけつつあります。それは、痒みが出る前の「徹底した保湿」と「指先マッサージ」です。ビタミン配合のクリームを、一日の終わりに感謝を込めて丁寧に塗り込む。これだけで、皮膚の突っ張り感が和らぎ、深夜に襲ってくる痒みの頻度が格段に減りました。また、冷えたと思ったらすぐに足湯をして、優しく水気を拭き取ることも習慣にしました。しもやけが痒いという悩みは、他人に言えば「懐かしい病気だね」で片付けられてしまうこともありますが、本人にとっては日常生活の質を著しく下げる深刻な問題です。この痒みと向き合うことは、自分の体の巡りの悪さを認め、労わることでもあります。春が来て、あの不快な赤みが消えるまで、私は自分自身の体と対話を続けながら、温かいお茶を飲み、分厚い靴下を履いて、この冬を乗り切るつもりです。同じようにしもやけの痒みに耐えている仲間がどこかにいると思うだけで、少しだけ心が温かくなるような気がします。
毎年冬になると手足の痒みに悩まされる私の奮闘記