日常生活に支障をきたすほどのデリケートゾーンの痒みは、精神的なストレスも大きく、一刻も早い治療が望まれます。カンジダ症は性感染症の一種として語られることもありますが、実際には体内に常在している菌が異常増殖することで発症するため、性交渉の経験に関わらず誰でもなり得る病気です。この症状で病院を探す際、女性であれば迷わず婦人科の門を叩いてください。婦人科では、痒みの原因がカンジダなのか、あるいはトリコモナスなどの他の感染症なのか、はたまた単なるかぶれなのかを的確に見極めてくれます。特に妊娠中の女性は、ホルモンバランスの変化でカンジダになりやすく、放置すると出産時に赤ちゃんへ感染するリスクもあるため、妊婦健診を受けている産婦人科で早めに相談することが不可欠です。男性の場合は、泌尿器科が最も適切な診療科となります。男性は女性に比べて発症しにくいとされていますが、包茎の方や糖尿病を患っている方は菌が繁殖しやすいため注意が必要です。もし、パートナーがカンジダと診断された場合は、自分に症状がなくても念のために受診を検討しましょう。皮膚科でも性器の皮膚症状として診察は可能ですが、粘膜の状態まで含めた総合的な判断を求めるなら、やはり婦人科や泌尿器科が専門性が高く安心です。受診の際のポイントとしては、おりものの状態を正確に伝えるために、できるだけビデなどで洗いすぎない状態で足を運ぶのが理想的です。また、最近では性病科を標榜するクリニックも増えており、こちらはプライバシーへの配慮が徹底されているため、周囲の目が気になる方にとっては通いやすい選択肢となります。カンジダは放置して自然治癒することは稀であり、無理に我慢すると掻き壊して二次感染を引き起こす恐れもあります。専門医による適切な処置と処方薬があれば、驚くほど早く痒みは治まります。自分の症状に合わせて最適な診療科を選び、勇気を持って受診することが健康を取り戻す第一歩です。